後ずさりしながらドミニオン

Nous entrons dans Dominion à reculons.

ドミニオンのルール追加改定

 ドミニオンのルール変更が発表されて2週間くらいたったでしょうか。

ssly-seesaw.hatenablog.com

 あれからフォーラムなどで議論が進んだ結果、ドナルドがさらなるルール変更を付け足してきました。前回ほど大きな変更ではありませんので安心してください。こういうの追加改定って言うので大丈夫ですか?MtGか何かについてTLで最近見ましたが。

 というわけで内容を訳出します。本文中〔〕内は私の補足です。元となるのはDominion Strategy Forumのこちらの投稿ですが、前後の議論に興味がなければRule Discussion板をご覧ください。一連の変更投稿が一番上に固定されているのが見つかると思います。

 


 
追加改定!

 エラッタは前回ですべてだと言ったでしょうか。追加エラッタがあります。

 前回の投稿を受けて、フォーラムなどで話し合ったり、Shuffle iTで実装準備を進めたりしてきました。この過程で2点追加で変更することが望ましいと判断するに至りました。2点、と数えることにしましょう。やはり実際の〔英語版〕カードとして刷るのは早くとも何か月も先のことになりますが、オンライン版はもうまもなく変更になりますので、ここで見ていきましょう。

 1点目。捨て札からカードを動かすよう指示があったにもかかわらずそのカードが捨て札の一番上にないとき〔例:暗躍者獲得に対する望楼リアクション〕、あるいは捨て札からカードを選択するよう指示されたとき〔例:ゴミあさり〕、捨て札の中を見てそのカードを動かせるものとします。捨て札の一番上のカードを移動できるなら捨て札の中を見ることはできません(捨て札からカードを選択する指示の場合ではないときの話です)。この微修正には次のような理由があります。前回のルール変更で捨て札を参照するときに漁ってもよいとした意図は、旧来の奇妙な処理を修正するためで、「捨て札置き場のカードをすべて見て」というテクストを今まで書かれていなかった望楼などのカードに書き足すためではありませんでした。カードを獲得して望楼を使いたい、でもその獲得したカードがすでに一番上からいなくなっている、という状況はそうそう起こりませんが、そんなときでも捨て札すべてを見て見つけられるというわけです。そのカードが一番上にあるときは、これまでどおり移動するだけになります。

 2点目。追加エラッタをカード4種に適用することで、無限ループを防止します。〔先日のエラッタのもとで〕次のような無限ループが可能でした。橋を使用してはみだし者に相続を使っておきます。すると、はみだし者を使用することで屋敷を使用して、それによるはみだし者の使用でまた屋敷を使用して、と無限ループになります。今回の修正でこれらのカードは新しいカードタイプを得て、相互に組み合わせられなくなります。ループを取り除く以外にはほとんど影響がありません。たしかに廷臣がこれらのカードと組み合わさると強くなりますし、また、『ドミニオン:冒険』のトークンをはみだし者に置いていた場合に、船長 / Captainではみだし者を使用し(橋使用済み)トークンの効果を得たいと思っても、今後はできなくなりますが。この修正は、無限ループの一環ではなかった大君主にも及びます。将来的に不都合がないようにするため、そして修正される他のカードに類似していて混乱を招きにくいと思われるためです。そもそもすでにエラッタを受けているカードでもあります。相続については、「勝利点カードではなく、司令 Commandカードではない」というテクストを避けるため、「勝利点カードではなく」を取り除くことにしました。旧来のように相続を機能させるためだけに残していたものですから。

 したがって以下のようになります。

はみだし者 アクション - 司令 $5
サプライにある司令カード以外の、このカードよりコストが少ないアクションカード1枚をサプライに残したまま使用する。

大君主 アクション - 司令 8負債
サプライにある司令カード以外の5コストまでのアクションカード1枚をサプライに残したまま使用する。

相続 イベント $7
ゲーム中に1度だけ:サプライからコスト4以下の司令カードではないアクションカード1枚を脇に置く。あなたの屋敷トークンをそのカードへ移動する(あなたのターン中、屋敷はアクションカードでもあり、能力「あなたの屋敷トークンを置いたカードを、脇に残したまま使用する。」を持つ)。

船長 アクション - 持続 - 司令 $6
現在と次のあなたのターンの開始時に、サプライにある持続カードでも司令カードでもないコスト4以下のアクションカード1枚を、サプライに残したまま使用する。

〔以上〕


更新履歴

・2019年10月11日現在


 

 一番大きいのはCommand(「司令」と訳しています)という新しいカードの種類の導入です。Captainはみだし者ループ発見当時は面白かったですけど、2ヶ月半くらいでお蔵入りと相成りました。ネクロマンサーは類例ですが何も変更がないことに注意してください。また、あくまで相続した屋敷自体は「アクション - 勝利点」であり新しいタイプを得るわけではありません。

 余波を受けて勝利点カードを相続できるようになりました。そんなに相性のよいカードはないと思いますが。相続購入が点数行動になり得ます(脇に置くカードはあなたのカードです)、沼の妖婆回避などのためにどうぞ。島相続の正しい動きは確認しておいてくださいね。

 1点目についてはあまり深く考える必要はないかと思います。実質的にオンラインの実装をできる限り簡潔にするための工夫にすぎません。

 気になる実装ですが、週明け月曜日と予定されています。これから上のカードたちを再修正します……。では。